「ロシア地方都市の若者」が主人公の短編ADV『Know by heart』発表。閉塞感と希望まじるエモーショナルな物語描く |

デベロッパーのIce-Pick Lodgeは12月29日、『Know by heart』をPC向けに発表した。本作は、喪失を受け入れることをテーマにしたアドベンチャーゲームだという。

『Know by heart』の舞台となるのは、まだソビエト連邦時代の名残がある、ロシアのとある地方都市。主人公のミーシャは、単調で先の見えない仕事をこなす日々を送っていたが、あるとき学生時代の友人が町に戻ってきたことで、それまでの日常が一変。退屈な生活から抜け出せるのではないかと、ここ何年ものあいだ感じたことのなかった希望を取り戻すこととなる。

本作のゲームプレイの流れについては、まだ詳しくは明かされていないが、主人公ミーシャの考えや思い出を反映したゲームメカニクスになっているとのこと。そして、ローポリゴングラフィックで表現されたロシアの田舎町にて、プレイヤーの感情に訴えかけるようなノンリニアな物語が展開されるという。

トレイラーでは、故郷に帰ってきた同級生らしき女性と再会し、かつての仲間たちとも出会う様子が見られる。穏やかな場面も多いが、警官に襲いかかったり収監されたり、何らかのニュースに見入る人々や火事のシーンもあり、さまざまなイベントが待っているようだ。また、喚情的なミニゲームも随所に用意されているそうで、仲間と一緒に車を押している場面はそれに当たるのかもしれない。

開発元によると、本作は5時間程度のボリュームになるとのこと。ただ短いながらも、懐かしい友人たちとの再会や、一緒に思い出の地を巡る旅に、波乱に満ちた出来事が織り交ぜられているという。その中でミーシャたちは、かつてのような友情を取り戻そうとするが、過去の記憶やお互いの絆が脅かされる事態へと陥り、物語の選択によって複数ある結末のいずれかにたどり着くことになる。

本作を手がけるIce-Pick Lodgeは、ホラーアドベンチャーゲームの『Knock-Knock』や『The Void』、またオープンワールド・ホラーRPG『Pathologic』シリーズなどの開発元として知られ、ホラーゲーム制作を中心に活動してきた。本作は、同スタジオの地元であるロシアを舞台に、それらの過去作とはまた異なる方向性を探求する作品となるようだ。

『Know by heart』は、PC(Steam)向けに2021年第2四半期配信予定だ。


Related Articles

日本におけるギャンブルの動向について

日本ではこれまでパチンコや競馬などが国民にとっ...

日本におけるスポーツの変遷

時代の変化に伴い人々の娯楽のあり方も変わってき...